決定的な対策がない猫のウールサッキング(異食症)問題。
我が家の対策をまとめてみました。(このページは対策ができ次第、その関連項目を更新致します。同じお悩みをお持ちの方の参考になれば・・・)
ん? 主役は僕にゃのか!?
私じゃないことは確かね!
対策をすればウールサッキング(異食症)の猫とも楽しく暮らせます(^^♪
LDK全体をねこ部屋にする
結論として、我が家は猫の活動範囲をLDKに限定し、LDKを整えることでウールサッキング(異食症)を防いでいます。(正しくは防ごうと努力しています)
家全体は無理だけど、LDKだけならなんとかね。くろまめの食べるものを排除できます。すまん、そらまめ。付き合ってあげてください。
「帰宅したらくろが○○を食べていてびっくり!」が少なくなりました。(何度あわてて病院に駆け込んだことか・・・でも、食べられるものが減ってくると、今まで食べなかったものにも興味を示すので、対策は続きます)
甘えたなくろまめ。「ストーカー・くろ」とあだ名されるくらい、尻尾を立てて私にまとわりついてきます。
ダンナは「あいつのどこがそんなにいいのか、くろが喋れたら聞いてみたいよ!」とまで言う始末。くろさん、ぜひ話せるほど進化してダンナに「○○が素晴らしいにゃ💖」と説教してくれ!
にゃんずのお迎えが決まった時、まずは早急にLDKだけを猫スペースとして整え、慣らしている間に他の部屋も猫仕様にしようと計画していました。
2019年03月24日、待望のにゃんず到着。生後約10ヶ月の保護猫姉弟。
そんな中、くろまめのウールサッキング(異食症)が発覚。
LDKから出せない・・・。
ならLDKをなんとかするしかありません。約1年かかって、LDKからくろが食べられるものを撤去しました。
食べたので処分したもの
食べたので処分したもの一覧です。
あった方がいいけれど、無くてもなんとかなるもの。すなわち処分です。
・タオル類
2019年07月21日、タオル類を処分。
とにかく酷かったので、タオル及び毛布は全て処分しました。
最初にLDKから撤収したのがタオル及び毛布です。
が、タオル及び毛布を処分したことで、それまでは食べなかったものまで食べるように・・・。
ある意味、ここからが本当の対策スタートとなりました。
タオルと毛布さえ処分すれば、他は食べないわけだしと思っていた私・・・。全然、甘かったです!
・クッション
2019年11月18日、クッション類を処分。
初めのうちは食べなかったのですが、LDKからタオル類を撤去したら食べるようになってしまいました。
どうせ食べるなら、はじめから噛んでもオーケーな「噛むおもちゃ」を置いておけばよいのでは?と考えて、置いていたおもちゃです。
1個が大破しました。危険なので噛むおもちゃもクッションと一緒にリビングから撤収・・・。くろまめ約1歳6か月の秋。元気が有り余っています。
噛む系のおもちゃは、人がいる時にのみ出した方が安全です。
・猫トイレマット
2019年11月18日、猫のトイレの前に置いていたトイレマットを処分。
えっ、これも食べちゃうの!?と驚いたトイレの前に敷いていたトイレマット。だって塩ビですよ!
パーツをはめても元の形に戻らない恐怖・・・。
撤収、撤収、即撤収!! ブラウンとグレイの2枚のトイレマットを処分しました。
・首輪
2019年11月中旬。首輪を外して処分。
2019年10月の終わりくらいから、くろが首輪を外して噛み切るようになってしまいました。何度か続いたので、諦めて首輪を外しました。
それまでは外すことはあっても、噛み切ることはありませんでした。
なにがきっかけとなったのかは分かりません。でもこうなると、誤食する可能性もあります。できれば着けていて欲しかったけど、仕方がありません。
マイクロチップは2019年8月に装着済です。
・猫トンネル
2020年03月15日、猫トンネルを処分。
トンネルも食べますか・・・。よく入っていたし、トンネルダッシュも好きだったのに残念・・・。
やはり猫トンネルが欲しかったので、手作りしちゃいました!
食べたので交換したもの
食べたので交換したもの一覧です。
無いと困るも、不便なもの。よって処分はできず・・。交換です。
・キャットタワー
2019年11月30日、キャットタワー撤去。
運動不足解消にも役立っていたキャットタワーです。ハウスから顔を出すくろが鳩時計ぽくってお気に入りでした。
2019年12月14日、猫棚到着。
キャットタワーが無くなると上下運動が減ります。やはりタワーは欲しい!
いろいろ調べて木製の猫棚を購入しました。高かったけど、しっかりした造りで今後キャットタワーを買い替える必要は無くなったし、インテリア性も高いので、結果として良い買い物でした。
そらもくろも愛用してくれています。
・床マット
2019年11月23日、初代床マットを処分。
2019年11月27日より2代目床マットのお試しスタート。徐々に増やして翌2020年4月に設置完了。
ところで、処分した初代床マットと同じような材質のフェルトハウスがありました。
定期購読している「ねこのきもち」2019年11月号ふろく、3WAYフェルトハウス。柔らかいフェルトは食べちゃいますね・・・。
2021年02月11日。2代目床マットを処分。
あんなに硬い床マットだったのに( ゚Д゚)
2021年02月27日より3代目床マット「ギャッペ風ラグ」を敷きました。
くろさん頼みますよ。これでダメなら以後はフローリングです! 二度と床マットを購入しません!!
・カーテン
2019年12月01日、布のカーテンを縦型ブラインドに交換。
・ダイニングチェア
2020年02月22日、ねこの日にダイニングチェアを交換。LDK最後の大物。
カーテンが無くなるとくろの標的はダイニングチェアになりました。あっと言う間に椅子はボロボロに・・・。
・猫砂
おからの猫砂は、そらまめもくろまめも食べました。
2019年08月、おからの猫砂からえんどう豆の猫砂に交換。変えた当初は食べなかったえんどう豆の猫砂。猫砂は月に一度全交換をしているのですが、2020年12月末の全交換後、くろが猫砂を再び食べるようになってしまいました。
2020年03月木製の猫砂にチャレンジ。木製の猫砂はお好みで無いらしい・・・。
2020年06月鉱物系の猫砂に変更。
・ケージ屋上猫ベット
ケージの屋上ベットです。おわかりでしょうか。くろが食べた部分をフェルトで補正してその場をしのいでいます。
屋上ベットはそらまめのお気に入りの場所。くろが食べれないベットはないものか・・・。
2020年10月19日、ついに中の綿まで飛び出したため処分。
・カラーボークス最下段のシートクッション
そら姉お気に入りのカラボ最下段のケースの下に敷いている、シートクッション。
ここはそらしか入りません。だからなのか、絶対くろが食べる対象のクッションを食べていません。(2020年08月30日現在)
理由は不明です。
そら姉の縄張りだからか!? 気が付いていないのか!?
このまま食べないで欲しいです。
・・・切ない私の祈りは届かず、2020年11月02処分。くろまめ約2歳6か月の秋。元気いっぱいです。
・爪とぎタワー(ミニキャットタワー)
2019年10月購入、爪とぎタワー(ミニキャットタワー)。
2021年01月07日にくろが食べたため、01月10に修繕。
食べたけど処分できないもの
・電源コード
2021年01月17日。電源コードには全てコードカバーを巻いていたのですが、カバーごとやられました。
詰まらなくて良かった。吐いてくれて良かった。感電しなくて良かった。
・爪とぎ段ボール
食べたけど処分できないもの代表「爪とぎ段ボール」。
他が処分されたので、LDKでくろが食べることのできる唯一のもの・・・。
2023年05月03日に5歳の誕生日を迎えるも、ウールサッキングは残念ながら継続中↓です。
欲しいもの
欲しいものはとにかくベッド。猫ベッドです!
・ケージ屋上用猫ベッド
屋上用の軽めのベッドがあればいいですね。もちろんくろが食べれない素材で・・・。
・冬用のあったか猫ベット
毛布やふかふか猫ベットはくろが食べるので置けません。厚手の硬質フェルトなら噛み切れないだろうと思い、いくつかトライしましたが惨敗しました・・・。
冬用の猫ベッドは防寒なので、ふかふかなものが多いですよね。うちのにゃんずにも、まったりとくるまって欲しい。何かないかな・・・?
現在もリビングにあるくろが食べられるもの
・小窓のロールスクリーン
小窓のロールスクリーンは、昼間はレースも布も巻き上げています。レースも布もくろが食べてカーテンから縦型ブラインドに変更したものと同じものです。
LDK全景(2020年08月30日現在)
窓側から見たLDKです。
キッチンの布巾類はどこに置いてもくろが引きずりおろして食べてしまうので、都度にゃんず立ち入り禁止エリアの洗面所に移動しています。
左から食器用の布巾2枚、手拭き用の白タオル1枚、台布巾で計4枚。移動しやすいように、ひとつのハンガーにまとめています。
犬の絵でたまにくろがガリガリと爪を研いでいます。爪とぎはたくさんあるのになぜそこで・・・。
キッチン側から見たLDKです。
もともとソファーを使わない生活様式だったのは、不幸中の幸いでした。
ソファーがあったら、やばかったわ! やられてたわ!!
午前中、そらくろは、窓際のバリバリボウルで並んで休憩中💕
同じくキッチンはコンロ側から見たLDKです。
午後です。よく見るとリビングにはダンナが座っていて、その横にくろ。ケージ上のベッドにそら姉がいます。
客観的にみると、生活感がある「猫カフェ」の様な雰囲気でしょうか!?
いや、呑みさん夫婦なので、猫居酒屋か!?
ともあれ、布類を排しても、人も猫も普通に暮らせる空間です。
ところで異食症とは無関係ですが、テレビ周りの安全について悩み中です。とりあえずペットボトルを乱立させて、にゃんずが裏側に行かないようにしていますが、見栄えが悪すぎる・・・。
ウールサッキング(異食症)対策の心構え
人が猫に求めるものは何でしょうか?
かわいらしさ!? 癒し!? 飼いやすさ!?
猫は人間の都合で生きているわけでも、人間の都合に合わせてくれるわけでもありません。
猫は猫。
猫が猫らしく暮らせるよう、環境を整えるのが飼い主の義務であり責任です。また、それが飼い主の楽しみでもあります。
ウールサッキング(異食症)に決定的な治療法はありません。
何を食べるのか、なんなら食べないのか。何を排除したら、なにを食べ始めるのか。
いつ頃(何歳で)始まって、いつ頃終わるのか。
対策はトライ&エラーの繰り返しです。
我が家のにゃんずは人見知りだけど、なんでもよく食べるし、噛み癖もないし、元気だし。なんてったって、かわいいし(^^♪
初めての猫暮らしで正直ビビりました。
でも、なんとかするしかありません。お互いに生活する中で妥協点を探していく・・・。同居ってそういうものだと思います。
ウールサッキング(異食症)も個性の1つ。
くろさん、がんばれ。一緒に長生きしようぜ! もちろんそら姉もね💕
これからも「人とにゃんずの安全・安心・快適生活」目指して試行錯誤致します(^^♪